はじめに ご利用環境の確認
- ご利用の環境により設定内容が異なるため、以下を参考にご利用の環境をご確認ください。
参考)IPv4 over IPv6 利用環境の種類・確認方法 - DS-Lite(IPv4 over IPv6)接続の対応VNE事業者や制限事項に関しては以下をご確認ください。
参考)IPv4 over Ipv6通信への対応状況と制限事項 - 本手順は【DS-Lite方式】に関するご案内となります。ご利用の環境が異なる場合には正しく動作しませんのでご注意ください。
- 本手順は「R80.20.35」以降のファームウェアバージョンを対象としています。「R80.20.35」より低いバージョンでは IPv4 over IPv6(DS-Lite)には対応していません。「R80.20.35」以降のファームウェアへのバージョンアップを検討してください。
STEP 1 IPv6機能を有効化
最初に、以下に沿ってIPv6の機能を有効にします。
- WEB UIにログインし、左ペインから [デバイス] タブ >>> [システム操作] メニューを開きます。
- [IPv6設定] 項目にある [IPv6を有効にする] をクリックします。
- 再起動の確認がありますので [OK] をクリックし、機器を再起動します。
- 再起動完了後、再度WEB UIにログインします。
STEP 2 IPv6 IPoE 接続の設定
次に、IPoE接続方式でIPv6で通信するための設定を行います。
2-1 設定内容
ここでは、ひかり電話利用の【有り/無し】 | 接続方式【DHCPv6-PD / RA】などのご利用環境ごとに設定内容が異なります。以下からご利用中の環境を選択し、設定してください。
2-2 確認
それぞれの設定が完了した後に、以下に従って正しく設定が完了しているか確認します。
- HGWとCheck PointのWANを接続し、IPv6インターネットが接続状態になったことを確認してください。
- WEB UIの左ペインから [デバイス] タブ >>> [ローカルネットワーク] メニューを開き、 LAN1_Switchの [ローカルIPv6アドレス] に、グローバルIPアドレスが自動的に割り振られていることを確認してください。
STEP 3 IPv4 over IPv6 接続の設定
つぎに、IPv6だけではなくIPv4でも通信するために、IPv4 over IPv6 接続(DS-Lite)の設定を行います。
3-1 設定内容
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- WEB UIの左ペインから [デバイス] タブ >>> [インターネット] メニューを開き、インターネット接続欄にある [インターネット設定] を開きます。
- 接続するインターフェースを選択し(規定ではWAN)、接続タイプに [Dual-Stack Lite(DS-Lite)] を選択します。
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- [リンク接続] は、IPv6インターネット接続で設定した接続名を選択します。
※本手順では [Internet1] としています - [AFTR アドレス] には、ご利用のプロバイダが指定しているDS-Lite接続用のAFTRアドレスを入力します。
※本手順では [transix] サービスを利用している為、AFTRアドレスに [gw.transix.jp] を入力します。 - 設定完了後、 [適用] をクリックします。
※DNSサーバ設定の入力は必要ありません
- [リンク接続] は、IPv6インターネット接続で設定した接続名を選択します。
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3-2 確認
DS-Lite接続が確立したことを確認します。
STEP 4 最終確認
- 最後に、IPv6が有効になっているクライアントPCを接続し、ネットワーク接続/ipconfigコマンド等でクライアントがIPv6アドレスを取得出来ていることを確認してください。
- 実際にテスト用サイトにアクセスし、正常にIPv4/IPv6接続ができているか確認してください。
<テストサイト(https://ipv6-test.com)へアクセス>
[IPv4 Connectivity] と[IPv6 Connectivity] がそれぞれ [Supported] と表示されていれば、IPv4/IPv6の接続は正常です。
以上で、DS-LiteでIPv4 over IPv6 を利用するための設定は完了です。
Check Point Quantum Spark シリーズにおけるIPv4 over IPv6 通信に対する対応状況・制限事項に関しては、以下をご確認ください。